読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

The Frayed Ends Of Sanity

ALWAYS閉店セール・なう::: BUY & SUPPORT METALs or DIE !

BABYMETAL - Metal Resistance

MUSIC

f:id:blackened1969:20160420112004j:plain

 

 日本のアイドルグループ、BABYMETALのセカンドアルバム。

このグループは世界で論争を巻き起こし、今やムーブメントと言える規模にも成長しそうですが、個人的には複雑な気持ちを抱いています。その辺は後述。

 

まずは音楽にフォーカスすると、

様々なメタル系サブジャンルを曲ごとに使い分けていて現代メタルを幅広く聞いている人であれば「あぁ、これは〜風、これは〜風」みたいにまるでメタルサブジャンルのコンピレーションアルバムを聴いている気分になるでしょう。

1曲目はメロスピで、そのまんまDragonForceのメンバーが演奏しているし、3曲目はデジタルロック、、、というかモロにマッドカプセルな楽曲で、製作者はその中心人物だった上田氏だし。その他にもDjent、ブルデス、フォーク、ピコリーモと、そのジャンルをお得意とするミュージシャンにディレクションや楽曲提供などをしてもらって作っている。楽曲、サウンドはそのまんま高評価の取れるアルバムだと思います。

そういう雑多に取り込んだ様々な音楽性をBABYMETALの3人が一本の柱に統一している。

普通の「バンド」がこういう事をやったら「パクリの嵐」とかいって総スカン喰らうとこですが、彼女達はメタルバンドでもなければミュージシャンでも無い。そういう批判は存在しえないんですな。

前作ではまだ世界観が完成する前の不確定要素を孕んだ危うさがありましたが、

今作は完全に 「確信犯」 です。BABYMETALの受け入れられ方も、何がカッコよく見えているのかも全部わかった上で、その期待にこたえる物をきちんと考えて丁寧に作っている。

エンターテイメントとして純粋に楽しんで聴ける作品に仕上がっています。

 

ではなぜ複雑な気持ちになるのか。

 

この存在を「メタルであるか否か」で論じて争っているからです。

 

考えてみるとおかしな話です。

 

例えばPerfumeは音楽性的にはテクノですが、テクノファンの間で「Perfumeはテクノか否か」で言い争いはおきませんよね。

 

当たり前の事ですが

BABYMETALはメタルではない。

アイドルの楽曲をメタルアレンジでプロデュースしたエンターテイメント。

「メタルか否か」で論じる事自体がもうナンセンス。

「アイドル(とその後ろにいる事務所やレコード会社)が金儲けにメタルを利用している!」という風に怒るならまだ理解できるんですけどね。

注:理解はできるけど同意はしないですよ? 別にそんなの今に始まった事じゃ無いし(例えば嬢メタルとかね)。

 

ツイッターなどでファンとアンチが言い争っているのを見るにつけ、「そうじゃねぇんだよなぁ〜なんでこんな事で揉めんのこの人達」って思ってました。気に入らないなら無視すりゃいいじゃんって。(実際そういうツイートもしましたしw)

 

自分は古参のヘヴィメタルファンですし頭が硬い部類に入ると思います。

BABYMETALを「メタルの一種」として認める事はできませんが、

クオリティの高いエンターテイメントである事は理解してますし、楽しんでます。

 

1stリリース時にこれを書くかどうするか結構考えて、結局スルーしたんですが、

今回改めて書く事にしたのは、きっと彼女達の存在はもうスルーして通り過ぎるには大きくなりすぎたんだと思います。

 

この先どこまでこのグループが成長しどうなっていくのか。

いろんな意味で楽しみですね。